会長挨拶

この度、第16回日本病院総合診療医学会学術総会を2018年3月2日(金)、3日(土)に別府国際コンベンションセンター/ビーコンプラザにて開催いたします。

今回の学術総会のテーマは、「病院総合診療医學のスゝメ― 地方と都市の共鳴」です。高齢化が進む日本においては、21世紀、そして来る22世紀はまさしく総合診療の時代であり、我々に託された責務は極めて大きなものだと思います。その中で、人・家族・社会を対象とした総合診療医學を追求し、社会に向けて発信していくことが本学会には求められています。

招請講演では京都大学の福原俊一教授より、臨床研究を立案し、推進していく術をご教示いただきます。教育講演では大分大学、門田淳一教授に高齢者肺炎に関するわが国から発信されたエビデンスをご紹介いただきます。特別講演は芥川賞作家の小野正嗣先生、パラリンピック銅メダリストの中西麻耶さんから、“地域”をキーワードとした講演をしていただくこととなっています。

症例カンファレンスは、第一部を鈴木富雄先生(大阪医科大学)に、第二部を徳田安春先生(群星沖縄臨床教育センター)にお願いしています。

ワークショップは、加島雅之先生(熊本赤十字病院)の司会による「漢方」、徳田安春先生の司会による「三銃士 再び!」、そして高橋宏瑞先生(順天堂大学)と藤谷直明先生(大分大学)の司会による「若手セッション」と、盛り上がりが期待される企画を準備いただいています。

教育講演は、國松淳和先生(国立国際医療研究センター)、島田長人先生(東邦大学)、仲田和正先生(西伊豆育成会病院)、藤井毅先生(東京医科大学)にお願いしており、病院総合診療医にとって明日からの診療に即役立つ内容をご講演いただきます。

シンポジウムは志水太郎先生(獨協医科大学)、塩田星児先生(大分大学)の司会による「診断戦略開発カンファレンス 学会特別版:診断の思考過程を言語化する」等の公募演題3題と、指定演題として「大学の総合診療部門とはなんだろう?」、「不明熱診療のすべて」、「総合診療医と外科医のクロストーク」、「ビッグデータを活用した高齢者のための生活支援と医療診断への展開」、「総合診療医に必要な認知症診療スキル」、「治療可能な希少疾患を見逃さないために」、「診療看護師と病院総合診療医」など、多彩な内容を議論することにしています。

“おんせん県おおいた”は今、“湯~園地”や“シンフロ”などYouTube動画でも話題になっています。学会の合間には温泉で疲れを癒していただければと思います。また、大分はふぐ、関アジ、関サバ、豊後牛、とり天、唐揚げなど美味しいものが沢山ございます。食に関してもお楽しみいただけると思います。

皆様からの多数の演題のご応募と学会へのご参加をお待ちしております。

第16回日本病院総合診療医学会学術総会 会長
宮﨑 英士
大分大学医学部 総合診療・総合内科学講座 教授